今朝、シーズン初めてバラにアブラムシが取り付いてるのを見つけました。
バラには普通に農薬を使うのですが、だからといって無闇にジャブジャブ使うのも気持ちいいものではありませんよね。
狭い庭の隅にはに野菜を植えたりしますし、果樹もありますから、できれば農薬は最小量を効率的に使いたい。
殺虫剤ラインナップはこんな感じです
現在使っている殺虫剤は
オルトラン(有機リン系)
スミチオン(有機リン系)
モスピラン(ネオニコチノイド系)
アクテリック(有機リン系)
のローテーションですが、アクテリックは春先のアブラムシとカイガラムシ対策に使う他、夏頃たまに使うくらいです。
これらを隔週で順番に使っていきますが、ここぞという時には順番を度外視してスミチオンを使います。信頼してるんです。
このように連続散布を避けながら、昨年は各薬剤3〜4回の散布で乗切りました。
こうやって整理すると、有効成分の系統は有機リンばかりですね。
今年は別の系統を導入する必要を感じます。
実際の防除効果はどうなのか
農薬効果を実感できているのは、アブラムシぐらいでしょうか。
他に、コガネは殺虫剤は滑り止めマットのマルチで被害なし、カミキリムシも今のところ被害がありません。
防除が一番上手くいっていないのがバラゾウムシです。コイツには随分悩まされています。
去年秋のイヴ ピアジェです
この子とフリージアなんかが秋に徹底してやられてしまいました。
開花間近の蕾が、例の感じで軒並みキズつけられているのを見つけると、本当に胸が痛みます。
次に目立つのがチュウレンジハバチです。オレンジ君も何故か農薬の効果をかい潜ってしまいます。枝が破裂してるのを見つけては悲しくなっています。
幼虫は見つけては潰しているのと、多少は農薬も効いているようで、それほど大きな被害にはなりません。
あと困るのがハキリバチです。
切り花にしちゃってますけど、去年秋のゴスペル
この子なんかは、とにかくハキリバチに気に入られます。他の品種には目もくれないのは不思議なものです。
困ったことにテキは立寄るだけなので、もちろん農薬は無効です。
隔週の殺虫剤散布では害虫を抑えきれないかなぁというのが最近の感想です。
散布直後は効果を実感しますので、効いていないのではなく残留効果が2週間持たないのでしょうね。
これに加えて忌避して頂く方法を加えないといけないんでしょうね。今年の課題です。
殺菌剤ラインナップはこんな感じ
殺菌剤は
オーソサイド(有機塩素系)
トップジンM(ベンゾイミダゾール系)
サプロール(EBI系)
ダコニール(有機塩素系)
とこちらも4種類のローテーション。殺虫剤と混合して隔週で散布します。
系統で見ると、オーソサイドとダコニールが有機塩素で重複です。
夏は薬害防止でダコニールは避けるのですが、そもそも真夏はあまり病気にならりませんよね。様子を見て、殺菌剤は使わない週もあります。
こちらも殺虫剤同様、各剤年間3〜4回散布になります。
こちらの防除効果はどうなのよ
季節には黒星病もうどん粉病も出るには出ます。
ただ特定の品種に限られて、株の勢いに影響するほど蔓延することはありません。
病気に関しては現行法で割と満足しています。
農薬は使うんですけど
とにかく感染症については品種特性がかなり大きいですよね。
黒星病に弱い品種は雨晒しではどうやっても発症しますが、強い品種は平気です。
一部だけでも屋根のある鉢置き場を確保して、そこに耐病性の低い品種を置くのが何よりの予防だと感じています。うどん粉病対策としては多肥を避けると。
今年はそのあたりもシッカリ意識してシーズンを過ごしたいところです。
バラの病気と害虫防除という目的のためには、結局多方面から小まめにお世話しましょう、となってしまいますねー。
農薬は紹介した現行法で十分、加えてこまめにパトロールすることで害虫の捕殺や栽培環境の整備などを施しつつ、総合的なお世話を楽しまなきゃいけません。
ロザリアンの端くれとして、バラをじっくり眺めるのは本望ですから、実践あるのみです。(自戒も込めて)
とにかく、今年もキレイに咲いてもらいたいですね(^-^)
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