小生のダークサイドが噴出して高麗芝が一部滅ぼされた代わりに、我が家の庭に陽当たりの良い花壇が出現しました。
ダークサイドの為すがまま、深遠な計画があったわけではないので、さて何を植えようかと思案しております。
せっかくなので、バラは2本くらい植えたいですね。地植えにするか、鉢植えを置くかも決めていませんが、アーチとか、大きめの構造物を設置したいところです。
でも結局無難にオベリスクかなぁ。
品種も 秋の大苗シーズンまでノンビリ楽しく選定していきたいと思っています。
花壇植栽第一号はゲラニウム サンギネウム
それにしても、新花壇をバラだけに使うのは勿体ないので、何か宿根草を植えたい。
どうするか。
丁度冬を越した宿根草の多くが予想以上に大きくなっていて、いくつか植替える必要が出てきています。なかでも日向に出しても大丈夫そうなゲラニウム サンギネウムを植え替えることにしました。
これは強健で鳴らしていますし、2年目になって株も大きくなっていますし、花も姿も美しいですし、申し分ない選択だと思われました。
無銘のサンギネウムは何なの?
ゲラニウム サンギネウム(Geranium sanguineum)は和名アケボノフウロですね。原種のサンギネウムから派生したと思われる花の色が違う園芸品種がいくつもあります。
我が家のサンギネウムは無印のサンギネウム、濃いネオンピンクの美しい花です。
濃いネオンピンクのサンギネウムでは、サンギネウム ナヌムがよく出回っているようです。これはG. sanguineum f. nanumのようですね。
↓↓こちらおぎはら植物園さんの購入ページに記載があります
フウロ草(ゲラニウム) サンギネウム ナヌム(アケボノフウロ)
fはforma=品種で、nanumは矮性を意味しますので、サンギネウムの小型品種のようです。すると我が家の無銘のサンギネウムは「小型」ではないコなのかもしれません。
そのあたりの違いを説明してくれているサイトを見つけられませんでしたので、はっきりしたことはわかりません。←調査能力ナシ
ただ、我が家にはこの春お迎えしたGeranium sanguineum var. striatumがおりまして、このコは小型種に含まれるようなのです。これと無銘サンギネウムの大きさを比べると、明らかに葉の大きさが違うようです。無論生育年数が違いますので、何とも言えないところではあります。
現在流通しているネオンピンクのサンギネウム、全部ナヌムでいいんですかー?
我が家のサンギネウムのあゆみ
いずれにしても、昨春にお迎えしたゲラニウムの中で唯一生き残ったサンギネウムは一回り大きくなって、というより予想以上に枝をのびのびと伸長させ、周囲との距離が全然詰まってしまいました。
これが昨年4月にお迎えした時の初々しい姿
あ、こう見ると葉っぱちっちゃいかも(笑)まあいいや。
それが冬を越えた3月には風格を漂わせ、
今春を迎えたことは感慨無量と言わざるを得ません。
その間、夏はしんなりした時もあり、冬も葉数を減らしたりして心配もしましたが、まあとにかく春を迎えて、俄然動き始めたところでした。
周囲に先んじてモサモサになっています。
そんなサンギネウムの植替え
さあ、実際に植替えです。
スコップで掘上げましたが、根は深く入るのではなく横に広がった感じでした。
2年目の株ですので、多少手荒に扱っても大丈夫だろうとタカを括っていたのですが、見事に萎れてしまいまして、丸一日以上たっても回復しないのにはちょっと心配になりました。
仕方なく伸びすぎていた枝を3分の1程度切戻したところ無事回復、残っていた蕾を一斉に開花させたのでした。
まだちょっと株姿が乱れていますが、すぐにキレイになると思います。
まだ蕾が残っていますので、もうしばらく楽しめますね。一輪の寿命が短いのが難点ですが、次々に咲いてくれるので満足です。2年目の花を目にできる歓びは格別です。
これまでよりも陽の当たる場所になりますが、この夏も何とか乗切ってくれることを切に願っています。この美しい花を毎年鑑賞できれば、大きな歓びです。
追記
↓↓ 夏は苦しみましたが、何とか冬越しの権利を得ました。