天候が安定して、気温も上がり、ようやく我が家の庭でもバラやクレマチスの開花が始まっています。暖地の割には遅いですよね・・・。
長い休暇が終わってしまいましたが、旅行に行かずとも楽しく過ごせたのは何よりでした。5月に入ったころに持病の腰痛が出てどうなることかと思いましたが、何とか持ち直しました。ヘルニア方面なので、草むしりや植替えの時に、かがんだ姿勢が持続するのがよろしくないんですよ。
気を付けないと最大の趣味をケガで断念することになってしまいます、ってスポーツみたいなこと言ってますけど、庭いじりですから(^_^;)
ホスタは葉の展開中が好き
ただ今ホスタの葉が絶賛展開中です。
ホスタは葉が開き切った姿も悪くありませんが、ピカピカの葉が展開している途中が最高に好きです。タイトルにもハートマークを入れようとしたのですが、いい歳したおぢは自重しましたよ。
このあたり、花弁が完全に開く前の姿が好まれるバラと同じかもしれません。開き切っちゃうとくたびれて見えるんですかねえ。
開きかけの時はフレッシュですから、葉でも花弁でも輝いて見えますよね。
加えて我が家のホスタは若い株ばかりなので、今年はどのくらいの大きさの葉が何枚出るのだろうか?というワクワクも加わって、一段と展開中の葉を好ましく感じるのですね。
レボリューションなどと勇ましいお名前ですね
最初はレボリューションの今の様子です。
緑、黄緑、クリームの三色がキレイにでていますね。幸先の良い感じです。
クリーム地に緑の斑点が混じるのがレボリューションの特徴のようです。
展開中なので葉が何枚になるのかまだわかりませんが、去年よりどのくらい葉数が増えるのでしょう。
他のホスタに比べてあまり生育が早くないようで、葉の展開も遅いですね。ま、ノンビリでいいですので前年越えは果たして欲しい。
去年のレボリューションはこんな感じでした。
スミマセン、探したのですが昨年の単独写真が見つかりませんでした(^^ゞ
写真の中央上にクリーム色のレボリューションがいますね。
思ったより葉数は多かったようです。今年は一回り大きな葉になっているようですので、それで葉数が同数ならいいですね。そういえば去年は細めの葉だったのですが、今年は少し丸みを帯びてきていますね。成熟の証でしょうか。
レボリューションはロイヤリストから派生しました
さて、このレボリューションができるまでを追ってみましょう、というのが今回の趣向です。
ひとまず「MyHostas Database」さんの情報を参照して以下記載します。
レボリューションは ロイヤリストの変異株として2000年に作出されています。
ロイヤリストの写真は「Hosta Library」さんのものをご覧ください。レボリューションの特徴であるクリーム地に混じる緑の斑点がありませんね。全体の白い印象のホスタですね。
ロイヤリストはパトリオットから派生しました
レボリューションの元になったロイヤリストは、パトリオットの変異株です。
やはり「Hota Library」さんのパトリオットの写真をご覧ください。
皆さんお気づきでしょうか、ナント緑と白が逆転しているのです。パトリオットは葉の中央がグリーンで周囲が白いですが、ロイヤリストは全く逆、葉の中央が白くて周囲がグリーンです。
ここの形質の違いは飛躍的です。一代の変異で、色が逆転するようなことがあるんですねー。ここは感心というより驚きます。
遺伝子としてはどのような変化になっているのでしょうか、大変不思議です。
そしてパトリオットはフランシーから派生しています。
パトリオットからロイヤリストに派生する際に斑の入り方が劇的に変わりましたが、そのパトリオットはフランシーという品種の変異株になります。
フランシーは我が家の株の写真、昨年秋の状態です。
パトリオットとフランシー、どちらも緑の葉で周囲が白く抜けますがパトリオットは白い部分の面積がかなり大きいようですね。
フランシーは1986年作出、パトリオットは1991年作出です。
今年の我が家のフランシー、まだ葉が展開中です。
小生は斑の入り方はこれくらいが好ましく感じます。と言いながら、うまく出会えばパトリオットも迎えてしまうかもしれませんが(^^ゞ
フランシー →パトリオット →ロイヤリスト →レボリューションと連綿と系譜が続いています。わずか15年で4代系統が作られるって、ホスタの育種ってすごい勢いですよね。こういった背景なんか知り始めると、もう少しコレクションしたくなっちゃいます。
↓↓ おぎはら植物園さんのレボリューション購入ページです
↓↓ 北風のガーデンさんのフランシー購入ページです。
追記
↓↓ 2019年のフランシー開花です!
↓↓ 1年後のフランシーは芽が増えて立派になりました