ようやくバラの花を見ながら過ごせるようになって、バラを育てるようになった幸せを感じております。
喜びは多い方がいいですよね。
手がける趣味が多いほど、喜びも増えるような気がします。
時間が許す限りいろいろ手がけていきたいですね。
フリージアは鮮やかイエロー
我が家では黄色系のバラが早めに咲きます。ゴールデン セレブレーションの次は1974年作出のフロリバンダ、フリージアが咲き始めました。
それにしても、いつでも安定して鮮やかイエローですね。
フリージアは丸弁平咲き、おそらくこのフンワリ開いた花が本質なんだと思います。
秋には剣弁っぽくなることが多くて、もう少しシャープな印象があります。まあ、すぐ開き切っていつものお顔になるんですけど。
咲き始めのほんの一時期でもこういった締まった姿になるということです。
緑の濃い照り葉で、ハッキリしたレモンイエローの花色とのコントラストが鮮やかです。
我が家のフリージアのあゆみ
フリージアをお迎えしたのは一昨年の夏、売れ残った新苗がワンコイン価格でした。
その時から1年以上一本杉状態だったのですが、秋にめでたく立派なベーサルシュートを出してくれまして、この春の株元はこんな感じでした。
まだ寂しいですけどねえ。
フリージアの栽培実感
病気にも比較的強く、黒星病とうどん粉病も出ますが、薬剤散布していれば気にならない程度です。
黄色の花なので花自体がスリップスには好かれるのは仕方ないですね。誘引色ですから。
地上部は非常に良く枝分かれします。加えて節間が短いこともあって、一本杉状態でも結構茂って見えます。花付きも良好で、ブラインドも少ないかと。
素直に育てやすいバラだと思います。
花は個性的ですよ
鮮やかなイエローは見事ですので、花の形がお嫌いでなければ選択してもいいと思います。考えてみれば、花弁が少なくてフンワリしていて、独特の花型です。香りは比較的安定して強いフルーツ香が楽しめます。
そう、こうやって綺麗に咲けば個性的で美しいんですが、難点はすぐ開き切ってしまうことと、花持ちが悪いこと。開き切ったらもう翌日には花弁が萎れてしまいます。香りがあるバラは仕方ないんですかねー。
特に夏場は花が乱れてしまい咲かせない方がいいくらいです。このあたりは弱点と認めざるを得ません。
後はフロリバンダと言いながらそれほど房咲きにならないんですよね。枝が多くて花付きがいいのであまり気になりませんが、そんな感じです。
名前、もう少し良いのにしてもらえば・・
全体的に嫌いなバラではないのですが、唯一フリージアという名前がどうもしっくりきません。花の品種名が別の花の名前と被ってるって、不幸だと思います。
球根でお馴染みのフリージアは「Freesia」、こちらバラの品種名フリージアは「Friesia」で綴りは異なるようですが、モチロンここ日本では区別できません。サンスプライトという別名があるので、そちらで普及していたらどんな運命だったでしょう。
そんなフリージア、黄バラでは銘花ですし、お安い苗があれば、この澄んだ黄色を鑑賞するために連れて帰るのも悪くないと思いますよ。
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