ホームセンターなどの園芸コーナーは花盛りですね。一輪に注目してもキレイですけど、たくさんの株を並べることで一層華やかに見せるのは、ディスプレーの仕掛けとも言えるかと。
姫小菊はブラキカムとも表記されますが、これなんかは単独の花だと小さすぎて貧相に見えるところ、一斉に多く花が群れ咲くと小さくてカワイイ印象に転化します。
今年も見かけるので人気あるんだと思います。
実際宿根してくれましたよ
可愛さに負けて、小生も昨年春にお迎えして庭の半日陰スペースに植えました。
しばらくは次々と花を咲かせていましたが、夏前には花が減ってきたのと少し伸びてだらしなくなってきたので、切戻して夏越ししました。
切戻し前は株元の枝が増えず、1-2本の枝が20 cmほど伸びたでしょうか。これじゃあドンドン不恰好になっていって扱いに困るなあ、日照が足りなくて徒長してるのかな、と思った記憶があります。
夏越しして、秋はパラパラっと咲いてくれましたが、やはり不恰好のままでした。
冬は随分小さくなりましたが、緑を保って越したようです。特にケアしていないので、暖地での冬越しはそれほど難しくないのかもしれません。
咲いてくれたのは良いのですが
で、この春も一斉に咲いてくれました。
春は地上部も小さくまとまって、キレイですね。
冬は地面に縮こまっていて存在を忘れていましたが、咲くとカワイイ。
ところが気が付くと、近くに植えたペンステモンが飲み込まれそうになっています。いつの間に?
どうやって殖えたのか不思議に思いながら、移植しようと掘返すと地下茎!
姫小菊さん地下茎で増殖するんです。知りませんでした。
これは放置すると勝手に領土を拡げられるという、悪い流れですので早速対策。
この後、ペンステモンとの境界に芝の根止めプレートを奥に打込んでおきました。手前は通路ですので、拡がっても踏みつけられて弱るでしょう。
姫小菊のあれこれ
姫小菊あるいはブラキカムと呼ばれている植物は、オーストリアなどのオセアニアが原産のBrachyscome属とのことです。属名をカタカナ表記すればブラキカムよりはブラキスコメの方が近いでしょうね。
多年草で春と秋が花期、盛夏は花は付けないでお休みのようです。冬は霜にあてない程度に、寒すぎない環境が良いようです。
地下茎増殖なので庭植えでは対策を
例によってリサーチ不足が露呈したのですが、姫小菊はカワイイ顔して静かに侵略、地下茎増殖ですので気をつけてくださーい。
鉢植えなら問題無いですが、庭に植えるときは地下茎を制限した方が無難かと。
対策さえしてあれば、花はカワイイ、高さも出ない、割と密に茂るということで姫小菊をグランドカバーにご活用とか、どうでしょう?
小生も姫小菊は滅ぼさずに、うまく制限しながら共存したいと思っています。