もはやレジェンド的なフロリバンダ系白バラ、マーガレット メリルが満開です。
しっかり開き切っていて、フンワリしたメリルの特徴が出ていますね。花弁が少なくて丸弁平咲きです。シベは写真で飛んでしまっていますが、実際はもう少し目立ちます。
ここがメリルの好みが分かれるところですね。
メリルは咲き始めてから開ききるまでが特にキレイです。
必ず淡いピンクを中心にまとって、キリっとした姿でゆっくりと開花が進みます。
花弁が少ないので、気温が高くなければフンワリとした白バラの様子を楽しめます。
今年の春は良い感じで鑑賞できましたよ。
最後は開いてシベが主張します。
今どきの巻き巻きバラとは対極の雰囲気ですが、見慣れると味わい深いですよ。
我が家のマーガレット メリルのあゆみ
これも一昨年の今頃、新苗でお迎えしました。枝2本だったのを覚えています。
その後機嫌を損ねることなく順調に暮らしているようで、何よりです。
昨年は春こそブラインドが多かったのですが、春の花数が少なかった代わりにベーサルシュートを3本も出してくれて、充実のシーズンだったと言えましょう。
今年の春も危なげないところは全く見られず、順調に開花に至っております。
マーガレット メリルのあらましと栽培実感
メリルは1977年、英ハークネスが作出したフロリバンダ系の白バラです。少し前までは、おそらく強香種として割と名前が売れていたバラではないでしょうか。
確かにメリルの花は、安定して甘く爽やかな強い香りを放ってくれます。
メリルの葉は色の濃い照葉で、少しワイルドなところがある独特の形をしています。丸くなく、周囲がギザギザの感じなんですよね。
そんな葉の雰囲気とは裏腹に黒星病に弱い印象です。農薬を散布しても、秋には下の方の葉はほとんど残っていない状態になります。ただし樹勢は強く、葉を落としても生育の勢いに影響は無いようです。
メリルの特徴として、節間が長いことが目につきます。花付きは普通なのですが節間が非常に長くなるので、花後には強めに剪定していかないと秋には想定以上の樹高になると思います。枝は太く、トゲは少なめです。
今どきの花じゃないけど、そこが良い
病気に弱いうえに花弁の少ない平咲きのバラですので、明らかに最近の品種とは異なります。小生は最近古めのバラに目が行っているうえに、個性を愛でて楽しむところがありますので、最近メリルの良さに開眼(大げさ)したところです。
ね、ここまでで開花が終われば万人受けすると思うんですよ。
でも、こうやって開き切っちゃうとマニア向けですかね(笑)
おおらかで良いんですよ、開き切るので春の花径は10cmを越えます。
香りの質と強さは折り紙付きですので、どこかで見直される時期がくるまで少しでも流通が継続するよう祈っています。
我が家では、ドラマチック レインとともに軒下の鉢置き場を提供しますので、黒星病が少しでも減ってくれたら嬉しいなあ。
とにかくマーガレット メリル、春の開花は大満足でした!
追記
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