前回のあらすじ
またしてもバラ苗をお迎えしたくなってしまった小生が、小心(ケチ)ぶりを発揮して欲しいバラ苗のもとをひとまず離れることにしたのでした。
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大丈夫、落着けばすべては解決する。
オーガスティーヌ(ギノワソー)を買うにせよ見送るにせよ、しょせんバラの新苗です。人生どうなるわけでもありません。そんなことでココロ乱れなくてもいいのですが、小心者の小生は想定外の状況に大いに動揺、ひとまずその場を離れることにしました。
他の植物を見れば、他に欲しいモノがあるかもしれないとの目論見で他の売り場を見て回ります。
ホスタの苗はこの時期充実のはずですが、残念ながらこのホームセンターでは大株ばかりで価格的に選外です。
サボテンは一ヶ月以上前に見たままの品ぞろえ、既に欲しいものは入手済み。そのうえ、売れているサボテンもあまりなく、ジャンル自体の衰えがファンの気持ちを暗くさせます。
軽く一回りしてブランド バラコーナーを覗く流れになりました。
薄いピンクのバラかあ
と思いながらブランドバラを見ていましたが、他にピンとくるのはありません。
何となくデルバールのバラには興味が湧かず、ギヨーのバラはあまり情報が無かったので興味深く見るだけ、ロサ オリエンティスや河本さんのバラも個性を評価しますがこの時は受け身なのであまり響きませんでした。
ふむ、イングリッシュ ローズも他のブランドと同じ価格になってるのね、古くから人気のエマ ハミルトンとかジュードとかはさすがにないよね、サマーソングの朱色は目先が変わっていて割と悪くないね。などと思いながら眺めていると、薄ピンクのバラが輝いて見えました。
??なにこれ。
丁度雲が少なくなって、射した陽がカップ咲きの花弁の薄ピンクを輝かせています。まるで蛍光のようで、目が離せなくなりました。
一目惚れでした。
デスデモーナでした。
たった一鉢、売れ残りだったら状態が悪いかもしれませんのでよく観察。
枝が偏ってたら見送るか・・・悪くない、むしろバランスのとれた良い枝ぶりです。
病気や肥料切れだったら見送るか・・・きれいな葉で、全く健康的です。
なんかもう、見送る理由が無い気がしてきました。
売れ残りの一鉢が最後の貴重な一鉢に変身。
小生の他にもスルドイ目つきでイングリッシュローズを物色しているお客さんが数人います。デスデモーナに触るなよと祈りながら、お客さんが途切れたところでおもむろに鉢を持ち上げ、一目散にレジに並びます。
ああこのままお迎えしてしまっていいのか?オーガスティーヌはどうした?
お値段全然違うし、ホントにいいのか?30分前には頭の片隅にもなかったバラだぞ。
結局一目惚れに負けて、そのままレジを通過。
デスデモーナを助手席に乗せてクルマを走らせながら、考えることはただ一つ。
今シーズンはもうバラ売り場に近づかないことを誓います(^_^;)
(了)
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