バラ栽培ではうまくいっていないことも多々ありまして、新苗のお迎えなどで浮かれながらも心に引っかかっているわけです。
うまくいかなかったことの一つは春のブラインドで、今年は一番花を見られなかったバラがいくつかありました。プリンセス ドゥ モナコとイヴ ピアジェです。
ブラインドからの開花もやっぱり残念
それでもモナコ、イヴともに見事なブラインド。一番花の季節には一つも蕾がありませんでした。まさか蕾ないの?って感じで、特に芽吹きからの生長におかしなところはなかったのですが。
そこから復活の蕾を付け、何とか開花に至りました。
今年のプリンセス ドゥ モナコ。
あちゃー残念、花弁のふちが茶色くなってしまっています。気候のせいなのか、スリップスが取り付いているせいなのか・・・。
他方、この春のイヴ ピアジェがこちらです。
もう、いきなり切り花での登場になってしまいました。
金曜日の雨で枝が倒れてしまったので、写真を撮れる状態ではありませんでした。
この時期は仕方ないとはいえ、一番花を見られなかったところに追討ち、残念です。
それでも嬉しかったのがイブの香り、これは素晴らしい強香で満足。
我が家のモナコは一昨年の夏、売れ残っていた新苗を格安でお迎えしました。最初はかなり状態が悪かったのですが、初心者の練習がてらダメ元でってことで。
お迎えした年は年末に植替えたとき、白根が全然なくてガッカリしたのを覚えています。幸い地上部は割と元気だったのが救いでした。
そのまま昨春は普通に目覚めて、夏には待望のベーサルシュートが出たのでした。
3月の株元です。
左が新しい枝、真ん中に細い枝があったのですが、花を付けたことがない弱枝だったので昨年末に落としました。まだまだの状態ですね。
イヴは一昨年の秋に大苗でお迎え、そこからは特筆すべきイベントも無く淡々と過ごしています。ただ、ベーサルシュートは出したことがありません。
これも3月の株元です。
花付きは乏しい方ですので枝は増えて欲しいのですが、ベーサルシュートも出しにくいようです。難しい。
プリンセス ドゥ モナコもイヴ ピアジェ(ピアッチェ)も名声が確立している有名品種ですよね。どちらもハイブリッド ティーで、1981年メイアン作出です。作出年が同じとは、確認するまで知りませんでした。
枝の生長ぶりなんかは、いかにもハイブリッド ティーらしい感じです。
それに対して花の形はイヴが特徴的で、現代版巻き巻きバラの嚆矢って感じです。
これから、これから
実はモナコは昨春も最初ブラインドで一番花が無かったんです。これ、品種特性なんですか?
ブラインドの原因が理解できていないので、今のところ反省しようがない状態なのは悲しいところです。皆さんのお知恵をお借りすることにして、ネット上を彷徨って情報収集することにします。
と・に・か・く、
過ぎたことは仕方ありませんから、目指すは秋!!気持ちを切り替えましょう。
モナコについては、夏から秋にかけてのアッサリしたお花が小生の好みなので、春はもうすぐに諦めがつきます。
イヴは夏の花が少ない筈ですから、秋に賭けましょう。去年は秋花も十分素晴らしく、イヴらしさが出た花を見せてくれました。
これですよ、これ。
当面のお世話は枝が増えるよう、樹形が整うようにすること。
ベーサル シュート、出てくれないかなー。