この春、新苗で迎えた粉粧楼。
小生、今年は衝動的にバラを迎えてしまう病気にかかっておりまして、今思えば新苗の粉粧楼はその嚆矢だったのでした。
ほとんど予備知識無く、悪くない状態の苗が悪くない価格でタイミングよく売られていたために衝動的にお迎えという顛末。
あれから2か月・・・
その後の粉粧楼は、「基本的に」元気です。
このバラは次々と蕾をあげていて、しかもほとんどが房咲きという見事な花付きの良さなのです。
新苗は秋まで蕾を摘んで株の充実を優先させるのがセオリーですが、小生今年は少し咲かせていきたいと思っています。ただし、萼が開いたら速やかに切り花にして楽しむ方式にして、株の負担は減らします。
粉粧楼がどんな花かよく知らなかったところで、最初のお花がこちらです。
薄ピンクが乗っている白バラといった風情です。花弁が多く美しいですねえ。
香りはあって、中香程度です。
花径は測り忘れていますが、ルージュモンと同じくらいの中輪です。
この後咲き進んでまた違った表情になりました。
これは今どきのバラには無い味わいですね。
この色と形、どちらも独特の表情です。これも未熟な株で咲いたからなのでしょうか。
株の生育も一見順調です
次は全体の様子をご覧ください。
花付きが良いので株の高さは出ませんが、樹形としては悪くありません。左の枝には蕾があがっていますね。
見えにくいですが、根元近くからシュートも出てきたんですよ。
一番左が新しい枝です。ベーサル シュートとは言えないかもしれませんが、主要な枝になって欲しい位置です。
ここまでは良いのです
ところが、これほど元気にもかかわらず粉粧楼のうどん粉病に対する弱さは驚くべきものでした。お迎えしたときネットで簡単に耐病性を見たところ「うどん粉病に弱い」となっていましたので、少しは覚悟していました。でも想像以上。
梅雨入り前に晴天が続いてハダニが発生した時期がありましたが、粉粧楼だけがハダニに加えてうどん粉病祭りを開催してしまい、近くでは見られない状態になってしまいました。
実は上の全身写真もうどん粉とハダニのコンボを当てられた状態です。
とりあえずハダニ対策を優先させたところ、今は多少落ち着いています。今年はシッカリ梅雨なので乾燥を好むハダニは減りますが、うどん粉はどうでしょうね。気温が上がればいいのですが。
我が家のバラの中ではドラマチック レインがうどん粉に弱い方なのですが、今年はほぼ問題ありません。それと同じような環境で粉粧楼は全身うどん粉・・・一手に引き受けています。
こんなヒドいのは初めてで、隣の某強健なバラにも少しおすそ分けしてしまったくらいです。
うどん粉の感受性にはこれからも苦労しそうですが、花はキレイ、本当に美しいです。
ほら、ちょっと花弁が汚れてもそれを上回る味わいでしょ(親バカ)
ホント、もっといい花を咲かせたいですね。条件が揃えば絶対に素晴らしい花を咲かせるはずです。その気配を感じた2か月でした。
秋は春の二の舞にならないように、うどん粉病に気を付けてお世話しますよ!
追記
↓↓ ヒドいうどん粉病も気温が上がれば自然治癒!!新苗育成の続きです。