庭のお花が減ってきましたね。春の一期咲きのお花が終わると、少し寂しくなるものです。そうすると、今咲いているのは初夏の花ってことでよろしいでしょうか?
というわけで、初夏の花、スカビオサのエース オブ スペードがここでようやく開花しました!
とにかく、この花の色を一度見たかったんです。
限りなく濃い赤、もはや黒花と言いたいところです。
ただ黒いだけでなく、白いヒョロヒョロがあるのがポイント高いですよね。
花の形は真ん丸だし、何かの果実みたいです。美味しそう。
スカビオサ エース オブ スペードのあゆみ
秋に園芸店でエース オブ スペードに遭遇しまして、黒花を拝むべく即決でお迎えしました。
根付いてから順調に成長してくれたので、年内に一度摘芯しました。
その後も目論見通り枝を増やしながら伸び続け、年が明けてから二度目の摘芯。
そんな調子で、エース オブ スペードは冬もほとんど休眠しなかったのではないでしょうか。
一番寒さが厳しい時期だけ葉がシンナリしてさすがに堪えたように見えましたが、それでも葉を落としたり縮んだりはしなかったようです。
春からはぐんぐん背が高くなって、いかにも花を咲かせる気配が満ちていました。
でもそこから開花まで時間かかりましたねえ。結局初夏の花だったんですね。
6月17日にようやく咲きそうかな?
と思ったらここからが長い。
6月21日にようやく咲き始めたのですが・・
完全開花まで、随分時間がかかります。
6月23日でもまだ。
ここからさらに2日経った6月25日が冒頭の写真で、ようやく完全開花です。
秋からの栽培がお勧め
このスカビオサ、立性なのでそのまま栽培すると少ない枝を高く伸ばして、花数少なく終わってしまいそうです。
ですから、秋から栽培したのは正解だったと思われます。じっくり摘芯して枝数、ひいては花数を増やす作業があった方が良いですよ。
この春、蕾が付き始めた時の株姿はこんな感じです。
最初は2本くらいだった枝が、2回(3回かも?)の摘芯を経てこれくらいシッカリした茂みになってくれました。摘芯と言っても、葉の付け根に脇芽が見えるところの上でカット。刈込むといった方がイメージ通りかもしれません。
切れば分岐してくれてそれぞれの枝の先端に花を付けますので、随分花数が増えています。
景色の中では目立ちません
エース オブ スペードは高くなりますが、それでも1 mくらいです。
軽く麻紐でまとめていますが、それほど暴れるわけでもなく、どんどん倒れるわけでもなく、意外と素直に育ってくれました。
上の蕾の時と開花時でも、ほとんど草姿は変わりません。
問題は黒い花が我が庭では全く目立たないことです。
写真でもまず目が行くのはピンクのエキナセアで、エースオブ スペードの花がどこにあるのかすぐにはわからないと思います(笑)
これは切り花にでもしないと、勿体ないですねえ。
ポツポツと長く咲いてくれそうです
早い花が咲いている一方で、まだ黒くなり始めの若い蕾もある状態です。この調子では長く花を楽しめそうです。
目立たないのでいっぺんに咲いても景色は作れませんし、丁度いいかもしれませんね。
うなだれることなく、意外と丈夫な花首でした。
やはり近くで見る花ですねえ。
そこで、この最高の色を堪能するためにも早速切り花にしてみました。
アナベルとドラマチック レインも挿しました。あくまでエースが主役のつもりです。
センスがどうのって言っちゃいけませんよ(笑)
あとは夏越しできるかですね。
初夏の寂しい時期を埋めてくれて、開花時期としても有難いエース オブ スペードでした。
追記
↓↓ 夏越しに挑むも、残念・・・