ヒューケラ、夏の厳しい時期に向けて生長を続けてくれていますね。
葉数を増やす今が一番見ていて楽しいかもしれません。
元々耐陰性が強いシェードガーデン向きみたいですから、今年みたいなシッカリした梅雨でもへっちゃらみたいで、頼もしいです。
この春パリをお迎えしました
ヒューケラは昨年何種類かお迎えして、多少は特徴も掴んだような気がしています。
気のせいかもしれませんが。
そんな小さな自信を胸に、今春は爽やか葉色のパリをお迎えしました。
お迎え直後、3月下旬の様子です。
小さな株なのに花穂をあげてます。
花の濃いピンクと葉のグリーンの対比が目につきますね。ちょっとキツい取り合わせかもしれません。
これが1ヶ月後になると
葉の数はそのままに次々と花穂があがってきます。一般的にあまりよろしくない状態です。花ばかりで本体が縮んていくようなことは、たまにありますよね。
それにしてもパリの花色はホント鮮やかですよねえ。
葉がグリーンなだけにイヤでも目立ちます。
葉をじっくり観察
ヒューケラの都市名シリーズは初めて導入しました。優秀品種が都市名を冠するとの話もありますよね。
大手生産者のハルディンさんの色分けでは、パリはグリーン系になってますね。
ハルディンさんの色分けではグリーンにイエローが入るとライム系になるようですね。パリにはイエローは入らないということですか。
6月下旬のパリの葉、拡大写真です。
パリは生育期の葉色はシルバーなんですよね。よく見るとそうです。
若葉は少し黄色が入って薄いグリーン、成熟した葉は葉脈だけ濃いグリーンに残ってシルバーの葉色です。
他のヒューケラでもその傾向があるのですが、冬はシルバーが薄れて、暖かくなるにつれてシルバーが強まるようです。
このシルバー葉は地の明るいグリーンと相まって、この梅雨時期に大変爽やかです。
ずっと花をつけているのですが
お迎えした3月下旬には花穂があがっていましたが、7月上旬の現在まで入替わりながらずっと花が咲いています。
本当に花付きの良い品種です。
春に比べるとシルバーが強いだけでなく、花色のピンクも少し薄くなっているかもしれませんね。全体的にあっさりした色合いですが、それでも鮮明です。
ほら、丁度いいピンクじゃないですか。これなら周囲にも調和します。
ヒューケラ類の夏越しのコツ
小生が昨年ヒューケラの夏越しで感じたポイントをメモしておきます。難しいことではないので今まで失敗していた方も是非挑戦してみましょう。
ヒューケラの夏越しは
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① 日陰から半日陰で管理
② 水はけ重視、とにかく株元の水が抜けるように
③ 葉の元気が無くなったら根腐れの可能性あり
④ 根腐れしても慌てずに株分け
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四か条ですね。
①は皆さんシェード ガーデン用にヒューケラをお使いだと思いますので、クリアしていると思います。我が家では午前中日陰で午後西日射す環境でも大丈夫です。
②が一番大事です。植付けた周りに2-3 cmの深さで溝を掘るか、逆にマウンド状に土を盛った上にヒューケラを植付けましょう。べた地に植えておくと、たぶん根腐れします。
③ですが、ヒューケラは盛夏に高確率で根腐れしますので、葉がしんなりしてるのを発見したら軽く引っ張ってみてください。根腐れしていたらすぐ抜けます。抜けなければ水遣りですね。
④も対処法として覚えておけば安心です。③で根腐れを発見してもうろたえずに痛んだ根の部分をカット、水はけのよい場所にそのまま植えてください。根が無くても救われる可能性があります。去年グレープソーダとタペストリーはこれで救いましたし、結果的に株も増えました。
これで関東地方では地植えのヒューケラを夏越しさせられると思いますよ。
鉢だと水はけが良いので一段と楽だと思います。
さて、対処法がわかっていれば夏越しも怖くありません。
一緒にヒューケラを夏越しさせませんか?
追記
↓↓ 残暑も注意ですが、無事夏越しできそうな気配です。