今年の春、宿根草をいくつかお迎えしました。
ほとんどは目論見通り咲いてくれて、見たかった花を観賞することができました。
考えてみると、そもそも買ってきた宿根草の苗が咲かないって、あまり想定していないんですよ。
ところが今年お迎えした一部の宿根草は、結局花が付かなかったのです。一見順調に生育していたのにー。
いやはや。
栽培環境が不適で株が貧弱とか、虫や病気のせいでもなく、原因不明ななんですよねえ。
ペンステモン ハスカーレッド
今年はペンステモンに興味が向いて、お馴染みになりたかったんです。
で、耐暑性が高そうなハスカーレッドとスモーリーをお迎えしたのが3月下旬のことでした。
葉の表が赤いのがハスカーレッド、裏が赤いのがスモーリー。
この時点では株の大きさもほとんど同じでしたねえ。
で、
植付けて少し経った4月上旬には、もう馴染んで新しい葉を出していたんです。
そのうちスモーリーは順調に開花しました。
カワイイお花、記事にしています。
雰囲気、夏越しもできそうです。来年はもっと盛大に咲いてくれてもいいんですよ。
一方そのころハスカーレッドはロゼッタ葉のまま、花穂を上げません。
いつ咲くの?って園芸店なんかでは、スモーリーと一緒に咲いてました。
こ、これは・・・このまま咲かないの??
そのうち忘れてしまい、今に至ります。
8月の様子。
随分生長してくれていますねえ・・・そうじゃなくて、お花どうしたの?
今のところ夏の暑さを苦にしている様子はありませんから、このまま無事2年目を迎えるんだと思います。
来年は咲いてくれるんですか?
ポテンティラ モナークベルベットも咲かなかった
もう一つ咲かなかったのはポテンティラ。
同じポテンティラでもヘレン ジェーンは咲いたんです。
入替りながらですが、たくさんの花をつけてなかなか楽しかったんです。
ところが隣に植えてあるモナーク ベルベットはダンマリ。
隣ですからね、環境はヘレンジェーンと全く同じなんですから。
今現在のポテンティラ。
この茂み、左半分がヘレンジェーンで右半分がモナークベルベット。
ヘレンジェーンの葉が一回り緑が濃いんですね。
咲かなかったモナークベルベットも、全然元気だということがお判りいただけるかと思います。
なんで咲かないのー?
原因は?
ハスカーレッドとモナークベルベット、どうして咲かなかったのか全然わかりません。
日長がうまく認識されなかったのか、春化が不完全だったのか。
でも隣の別品種は咲いてるのになあ。
咲かなかったのは残念なことですが、幸いなことに宿根草じゃないですか。
来年まで大切に育てれば、2年分の華やかさで咲いてくれるかもしれませんからね!
なーんて、気が長くないと園芸趣味はやり切れませんなあ。
最後に花芽形成のカギ、フロリゲンをご存知でしょうか?
花芽が付くとか付かないとか書いているうちに思い出しました。
超真面目で権威ある学会のサイトですけど、面白い話ですので、怖がらずにご一読を。
追記
↓↓ ハスカーレッドは翌年無事開花しました