新苗の粉粧楼、3回目の生育記録です。
春から梅雨にかけて、うどん粉病祭りだった粉粧楼。
梅雨明け後に気温が上昇してからうどん粉病が鳴りを潜めましたので、粉粧楼も健康を取り戻しています。
一時は全部の葉がうどん粉病で、枯れますか?と悲しく問いかけていたぐらいでした。
今や完治して一見健康を取り戻しています。
前回の記事から1ヶ月半
粉粧楼をお迎えした後、約2ヶ月後にはもううどん粉病に苦しんでいました。
もう粉粧楼のうどん粉病は諦めていて、あんまり他にうつさないでねっていうスタンスで見守っています。
もちろん殺菌剤を散布すると思いますが、効果的な抑制は難しいですねえ。
うどん粉病に何より効くのは高温環境です。
梅雨が明けてから最高気温30度を超えるようになってからは、効果テキメン、うどん粉病は見事に収まっています。
前回も紹介した6月上旬の樹形がこちらです。
お迎えしてからこの頃までは、ミニチュアローズ?ってくらいに細い枝で小ぶりの株でした。
それが8月上旬の状態は・・・。
何と健康的!葉も多く残っていて、横張り気味によく生長しているのが見て取れます。
いやあ、うどん粉祭りのときは目も当てられなかったのに、強いのか弱いのかわからない品種です。
粉粧楼とうどん粉病
粉粧楼がうどん粉病に罹患しやすいのは、もうこれは最弱レベルです。
ただ、意外とうどん粉病では葉が落ちにくいんです。
黒星病に弱いバラだったら、感染した葉が落ちて、枝だけになり、間違いなくみすぼらしい姿になるでしょう。
ただし、葉は落ちませんが蕾は落ちました。
つまり、春の一番花の後の粉粧楼はうどん粉病祭りを耐えながら、蕾を落とすことで結果的に体力温存、高温になってうどん粉病菌が弱ったところで、見事元気をとりもどしてくれた、という認識です。
粉粧楼さん、どうでしょうか?
花は夏花
しばらくの間、粉粧楼の蕾はうどん粉病で真っ白になって、次々と落ちていました。
久しぶりに咲いてくれたお花、夏の姿です。
花径もまだまだ小さくて、ロゼット咲きでもありませんが、キレイに咲いてくれて嬉しいです。
あのうどん粉病で真っ白くなった姿を見ていた時は、胸が痛みました。
夏の花だって、健康的な株の花でしたら気持ちよく鑑賞できるってもんです。
バラ栽培では、こんな些細なところでも歓びを感じることができます。
ちなみに株元はあまり変化がありません。
グリーン アイスの方が逞しい枝かも(笑)
最初から勢いよく生長しないのは、ハイブリッド ティー以降のバラとは違います。
新苗でも太い枝をバーンと出しますからねえ。
さて粉粧楼さん、
これで秋に気温が下がれば、またうどん粉病ですか?
何とかしてあげたいけど、祈ることしかできない!