春のプラグ苗から育てているサボテンは随分紹介しています。
でもまだ登場の機会が無いのがありまして、その一つが縮玉です。
何となく縮玉を見つめていたら、記事になるような気がしてきました。
縮玉ってサボテンのあらまし
縮玉の学名がネットで調べてもよくわからなかったのですが、どうもStenocactus multicostatus が今の学名みたいですね。
Echinofossulocactus zacatecasensisとの記載が多いようですが、wikipediaでは「EchinofossulocactusはStenocactusになったよ(拙意訳)」と書いてます。
種名「zacatecasensis」もmulticostatusのシノニム(同義呼称)とするサイトがありました。
このあたり、小生は信頼できるサイトを認識していないシロウトですので、お含みおきください。
ま、とにかく、英名ではBrain cactusとか言われていて、数多い稜が特徴的ですね。
多くの稜が波打っている様は、本当にキレイです。
さて、我が家の株はどうでしょう
今年の3月中旬にお迎えした当時の、我が家の縮玉です。
いやあ懐かしいですね。まだ随分小さくて、球径20 mm程度です。
この頃はまだ特徴の稜が不明瞭でした。
上の方がごちゃっとして雰囲気ですが、それ以外は刺の部分が独立して盛上がっているようで、何だかマミラリア属みたいです。
で、そこから間もなく半年になろうとしています。現在の様子。
現在は25 mm程度ですので、春から5 mm程度膨らんでいます。
それほど大きく膨らんでいない割には、雰囲気が随分違いますねえ。
春に比べると、貫禄がでてきましたね。気が付きませんでした。
それから、最初は柱サボテンみたいな形だったのが、何となく球体を志向しているようです。
最近になって縮玉のみどころがわかってきました
縮玉をお迎えしてから観察しても目立った変化を伴った生長が無かったので、面白くないサボテンだわね、と思っていました。
要するに、どこを見たらいいのかよくわかりませんでした。
それが最近、どうも稜が増えるところに着目するのがよさそうだということがわかってきたんです。
ちょっとgifアニメーションで6月、7月、8月の様子を連続させてみましょう。
どんどん増稜してるのですが、稜の間隔が小さくなっていっています。
ですからそれほど球径は大きくなっておらず、生長がわかりにくい理由の一つです。
それと、刺座の密度が疎になっていくんですね。
小生は、新しい刺が出てくるのをサボテンの生長指標にしていたものですから、これでは生長を認識できません。
縮玉の生長ぶりが、どこか他のサボテンと違っているのがわかってきて、それから眺めるのが楽しくなってきました。
幼苗から育てる楽しみがあります
縮玉の幼苗は、花をつけるぐらいの成熟した個体とは全然形が違います。
それをじっくりと、増稜しながら特徴を出してくるのを眺めながら育てています。
育成の楽しみを味わえる点では、小生の趣味に合う良いサボテンですね。
以前はわからなかった魅力に開眼して、これは小生最近サボテンを楽しむレベルが上がったのか?
追記
↓↓ サボテンは微妙に形を変えながら生長していくんですね